大後寿々花ちゃんインタビュー
大後寿々花ちゃんインタビュー
大後寿々花ちゃんがバルトの楽園に出演した際のインタビューをお届けします。
映画「バルトの楽園」には、松平健さん、ブルーノガンツさんらの超大物俳優たちが出演し、15億円をかけたということで大きな話題になっています。この映画に、ハーフの子役として大後寿々花ちゃんが出演しているんです。
この映画では、自分のお父さん(なんとまだ30代!)よりも年上の共演者たちに囲まれることになる寿々花ちゃん。
しかし、周りの共演者にとっては、かわいい子役の寿々花ちゃんは、現場に優しい雰囲気をもたらしてくれる、貴重な存在だったのではないでしょうか。
映画「北の零年」では、着物姿の子供役を演じていた寿々花ちゃんですが、まだ13歳とはとても思えない演技力で、こちらの視線を釘付けにされてしまいますよね。
以下に、産経新聞に掲載されている、大後寿々花ちゃんインタビューに関する記事をご紹介します。
・無邪気と色香の同居 「バルトの楽園」大後寿々花に聞く
平成5年生まれ。1人娘。両親ともにまだ30代だそうな…。「私、パンが大好きで、撮影中はボランティアの人たちと一緒におやつのようにずっと食べてた。おいしかったー」。12歳、中学1年生の女の子は無邪気にしゃべる。子供である。それが、ひとたびスクリーンに登場するや否や、雰囲気を一変させる。あるときはほのかな色香すらも漂わせる。
総製作費15億円の大作映画「バルトの楽園(がくえん)」(17日公開)。第1次世界大戦中の徳島県鳴門市を舞台に、ドイツ人捕虜と地元民との交流をベートーベン作曲の「交響曲第9番 歓喜の歌」に乗せて描く感動作。ドイツ兵の父と日本人の母を持つ少女「志を」を演じ、主人公の松江夫妻(松平健、高島礼子)とふれあう場面が印象的だ。
「ハーフの役は2度目。前回はグレー、今回はブルーのコンタクトレンズを初めて自分で入れてみました。親がいなくて独りで旅を続けるしっかりした子だけど、あまりしゃべらないから表情の演技が難しかった」
立派な女優の顔で答える。実は、彼女はすでにハリウッド映画にも出演している。「SAYURI」であのチャン・ツィイーの幼少時代を演じ、「北の零年」では吉永小百合演じる志乃の娘役を好演した。大作続きで世界的な評価も高い。頭角を現した背景には、両作品に出演した渡辺謙の強力な推薦があった。「謙さんはよく犬を連れて撮影現場に来ていた。料理がすごく上手でピーマンの肉詰め、豚の角煮、お蕎麦などを食べさせてもらった」と「SAYURI」での米国ロケのエピソードを教えてくれた。
「バルト-」にもブルーノ・ガンツ、オリバー・ブーツら国際的な俳優が出演。収容所内でパン職人となるブーツとの共演シーンは心温まる。
英語の個人レッスンを受け、夢も「海外の舞台に出たい」と大きい。一方で、「看護師の資格も取りたい」と現実的なお嬢さん。踊りが上手な女優も目指したいそうで「歌って踊れる松平さんとか…」と笑わせた。
受験前だった昨年11月の徳島ロケを乗り切り、今年4月から「大学までエスカレート」の中学校に通う。天才子役といわれる少女には、まだまだ未知なる可能性が秘められている。
■■■時間あったら勉強したい/せりふ覚えは早寝早起きが一番!
Q 時間に余裕があったら何がしたい
勉強。今、通っている習い事はクラシックバレエ、ピアノ、英会話、塾。土曜日は劇団ひまわりのレッスンがあるので1週間、結構忙しい。
Q 最近腹が立ったこと
短気なので、すぐにいらいらする。仕事で学校へ行けないとき、友達はノートをとっておいてくれたりするんですが、みんなの勉強が先へ先へ進んでいるかと思うと、焦ってしまう。
Q 性格は
恥ずかしがり屋だけど、目立ちたがり屋のところも。周囲のことに気づかないことも多くて、天然バカかも。学校でよく言われる。(笑い)
Q 日々、気をつけていること
早寝早起き。せりふ覚えにもこれが一番!
Q 自分の出演作品は誰と見る
1人で見たいタイプ。家族と一緒に家で見ていると、何だか居たたまれなくなって、こたつにもぐったり、トイレへ行ってしまう。
掲載元:産経新聞